こんにちはYuRoomです!
2018年、WHO(世界保健機関)は「住宅と健康に関するガイドライン」を公表し、
その中で各国に「冬は室温18度以上にすること」を強く勧告しました。
これは冬の室温が18度以上であれば、呼吸器系や心血管疾患の罹患・死亡リスクが低減することが確認できたからだそうです。
実際に冬季の在宅中平均居間室温を都道府県別に調査してみると、
18度以上だった都道府県は北海道、新潟、岩手、秋田。(北海道は19.8度でベスト1位。)
16度以下だった都道府県は高知、鳥取、大分、香川。(香川県は13.1度でワースト1位。)
冬季の死亡増加率をこの都道府県の平均で調べてみると、
18度以上だった都道府県平均は13.4パーセント(北海道だけで見ると10.3パーセント。)
16度以下だった都道府県平均は19.4パーセント(香川県だけで見ると20.8パーセント。)
なんと、死亡増加率の差は6パーセントもありました!
北海道や新潟県などの寒冷地は断熱住宅が普及している一方で、比較的温暖と思われている地域ほど
断熱住宅が普及しておらず、室温が低くて死亡率が高いのは興味深いですね。
日本では「家は夏の暑さに対してなんとかすれば、冬はなんとでもなる」という家の構造の考え方が昔は当たり前でしたが、現代は逆。猛暑の中でも家の中でエアコンをかければ快適に過ごせる時代です。今後は住宅の室温を上げやすいように建てることが主流になっていくそうです。
話は戻りますが、今までは呼吸器系や心血管疾患の罹患・死亡リスクは「生活習慣病」として
食生活を見直して、適度な運動をし、飲酒や喫煙を抑え、十分休養することで改善できると考えてきました。
もちろんそれも大事ですが、そういった生活習慣だけではなく、生活環境、つまり暮らしの環境を整えることもこうした病気のリスクを減らすことができるというわけです。
家を建て直したりリフォームすることはすぐにはできませんが、電気代が高いから…とかあまり気にせずに、
冬場はじゃんじゃんストーブや暖かグッズを用いて室温を上げて、生活環境病を防ぎましょう!
そっちの方が仕事がはかどり、健康的に暮らせて、長い目で見て節約になりますよ♪
ゆるむちゃんより
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